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ASPR LCヘッド新シリーズ

 専門的なドラム話になってしまいますが……、11月の葛城ユキさんのステージで使い始めたヘッドはASPR社製のLC新シリーズ“PE-300”。シリーズ名のLCというのは、ASPR独自の製法であるアニールド加工を施してあるという意。そして300という数字は、ドラムヘッドの中では厚手となる300ミクロン厚のフィルムを使っていることを意味します。つまりは、“厚手のフィルムにASPRの独自加工を施しました”ということですね。それを今回のステージでテストしてみました。

セットはもちろん、YAMAHA OAK CUSTOM



スネアにはコーティングタイプの“C”を使用

タムにはクリアタイプの“T”を使用

 結論から書きますと、もう思いきり私の好みの音が出せて感激しました。以前までの印象だと、アニールド加工されたフィルムはノーマルより硬質になる印象があり、それに加えて300ミクロンのフィルムとなると、あまり良い方向には行かないかな?と思っていたのです。
 ところが実際に張ってみて叩くと、想像とは異なる柔軟なタッチと音の深み、そして音楽的なパワー感がありました。また、直前まで使っていた
PE-250に比べると耐久性も確実にアップしています。PE-250の音や繊細なタッチへの反応も大好きなので、両者を単純に比較することは難しいのですが、葛城ユキさんのようなロック色の濃い音楽で、細かいフレーズよりも一発の重みが求められる現場ならば、確実にPE-300の方が向いていると感じました。実際、初めて使った大阪JANUSのライブは、バンド全体のサウンドもここ数年ではベストと言われるクオリティとなり、ドラムサウンドもとても気持よかった!とスタッフからも言われました。
 まだ長期的なテスト結果というわけではないので結論を急ぐのは早いですが、第一印象としては“☆☆☆☆☆”ということにします(^^♪。ちなみに今回のセットには、あと一つだけ、僕のアイデアを盛り込んだ試作ヘッドを組み込みましたが、それもかなりイイ感じでした。もう少し細部を煮詰めてみて、製品化されたら嬉しいなぁと思っています。

 まぁ、ドラムヘッドと言うと老舗はアメリカREMO社です。もうその知名度とクオリティは圧倒的です。そしてREMO社の最大の強みは、各ドラムメーカーが製品開発をしていく段階で、「REMOのヘッドを張った状態で良いサウンドを追求していく」という工程をとっていると思われることです。
 それに対して、栃木の小さな工場で、職人さんが一枚一枚手作業で仕上げていくヘッドというのはどこまで対抗できるのか?と私も最初は考えていました。しかし、ASPRの尾上社長は「他社では出せない、ASPR独自の音を大切にしたい」という熱い気持ちを常に持っている方です。そして実際にその独自の音がシッカリと生まれていると思います。
 私は運良く他のドラマーよりも早い時期からお付き合いさせて頂いてますが、私の現在の活動内容でアドバイスが出来る範囲というのも限られていて、そこは正直もどかしいところ。今現在はかなり多くの楽器店で入手できるようになりました。プロ、アマチュアを問わず、また、ロック、ジャズ、クラシックといった音楽のジャンルも問わず、是非もっともっと多くのドラマーに使ってもらい、色々な感想や意見をフィードバックしてもらうことで「日本人が育てる日本製ドラムヘッド」を盛り上げていけたらと思っています。

 そして、その新しいヘッドで臨む葛城ユキさんの次回ライブは、11月25日に
東京・目黒のブルースアレイで行われます。お時間のある方は是非お越しください!

 最後に……久しぶりに見たら、再生回数が12,000回を超えていました。この種の動画としては異例かもしれません。私の作ったLCヘッドのサンプル動画です。
 

| 音楽 | 14:27 | - | - | |
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